6.
各国の商標権を一元管理できます。
・マドリッドプロトコル(通称、マドプロ)の利用のすすめ
特許のように各国に出願し、各国でそれぞれ権利になると、それぞれの期限を管理しなければなりません。お金を支払うのを忘れると権利が消滅してしまいます。
商標の場合は、マドプロという制度があり、これを利用すれば、各国の商標をほぼ一元管理できます。
・マドプロ出願について
まず日本で商標の登録まで済ませます。出願中でもいいのですが、登録になってからの方がいいです。
その日本の登録を基礎として、マドプロ出願というものをします。各国に出願しなくていいのです。加盟している国(「マドリッドプロトコル加盟国一覧」で検索されると出てきます。)を指定すればいいのです。審査でOKになった国(何の連絡もない国もありますが)で登録されるのですが、更新の手続もそれぞれの国にしなくていいのです。1つの更新手続だけで、登録されている全ての国が自動的に更新されます。更新の期限も全て同じ日になります。非常に便利な制度です。
ただし、英語で記入しなければならないハードルがありますし、加盟していない国は直接その国の特許庁に出願の手続も更新の手続もしなければならないデメリットはあります。